精油

ローズマリー使い分け


私はアロマテラピーに出会った頃からローズマリーの精油の香りが
大好きでした。
フレッシュで頭がすっきりするような鼻にすっと抜ける香りで、少し甘さも感じます。
効能を見ると、集中力を高めて頭脳明晰にし、記憶力を増進させるなど、こんなにいい香りでしかも魅力的な効果があるのだと、いちばんお気に入りの精油になりました。

朝起きて体がまだ眠っているような時にも、ローズマリーを入れた
お湯で手浴をするとすっきり目覚めて活力が湧いてくるような感覚に、
精油のパワーを感じることができました。

しかし、アロマを勉強していくうちにローズマリーには何種類かあることを知りました。
ローズマリーカンファーとローズマリーベルベノン。
私がいつも使っていたのはローズマリーシネオール。
これはどういうことでしょうか。

外見上は同一の植物でも遺伝的な形質が異なることや、生育場所や生育方法により植物の内部の変化が促進され、多くの化学的変化を生じさせるものがあります。
ローズマリーはこの環境や天候による変化をおこしやすい植物で、代表的には3種の精油が存在します。

■ローズマリーシネオール
含有成分に酸化物類の1.8シネオールを35〜55%含みます。
このシネオールの働きにより、頭をすっきりさせるほか、風邪の諸症状の緩和、例えば去痰作用や抗カタル作用などがあります。

■ローズマリーカンファー
含有成分にケトン類のカンファーを10〜25%含みます。
カンファー(樟脳)といえば衣類の虫除けに使われたり、カンフル剤などの薬品にも使われる成分で薬臭いような匂いが特徴です。
神経刺激作用があり、オーバーワーク時の筋肉疲労などを和らげる効果
があります。
※ケトン類には神経毒性や堕胎作用があるため、乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しないという禁忌事項があります。

■ローズマリーベルベノン
含有成分にケトン類のベルベノンを3〜15%含みます。
瘢痕形成作用のほか脂肪溶解作用により、セルライト除去やダイエットに効果があります。
※ケトン類には神経毒性や堕胎作用があるため、乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意をして使用するという注意事項があります。

このように同じローズマリーでも共通する成分のほかに含まれる成分の
違いで香りも性質もずいぶんと変わってきます。

もし精油を有効活用しようと思えば、精油に含まれる成分というものが
重要になってきます。

サードメディスン理論ではこのローズマリーを成分の働きによりそれぞれ異なる位置に分類しています。
つまり、その人のバランスにより、いま必要なローズマリーも変わって
きます。
そしてその効能だけに頼った使い方をすればいいというわけではありません。
たとえばローズマリーベルベノンには脂肪を溶解させる作用がありますが、いくら分解させたからといって、その脂肪が排出されなければ、セルライトの除去やダイエットの効果はなく、そのためには体液の巡りをよくすることも必要となってきます。

体や臓器の働きを考えた必要なアプローチをすることで、バランスを
整わせ、精油の効能も活きてくるといえると思います。

ローズマリー3種のそれぞれの性質を知り、サードメディスン・チェックであなたの状態と必要に応じて使い分けることができたら、精油の世界がもっと広がります。

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