日本アロマ環境協会(AEAJ)が2016年6月から8月に
各関連団体や企業に対して行った
「2015年のアロマ市場の構造と市場規模に関する調査」
の結果の概要によりますと
2015年のアロマ市場規模は事業者の小売売り上げ高ベースで
前年比126%と増えているものの、アロマテラピー製品、サービスなどによる
市場規模は4%減となっています。
においブームなどと華やかに見えるアロマ業界であっても、飛躍しているのはアロマ化粧品市場やアロマ芳香剤市場などの精油配合製品が中心で、いわゆるアロマテラピーに注視してみると現状は必ずしも伸びているわけではありません。
そんな中でも認知症予防のアロマブームが起こったように今後の高齢化社会における
予防医療・補完医療への期待の高まりや、東京オリンピックに向けてのスポーツ熱が
高まると、アスリートのケアなどにもアロマテラピーの需要が伸びる可能性は
十分予想されるとのこと。
ただ市場では「より簡単に手間なくアロマを楽しみたい」というニーズが高まっている
ようでそれに対応した製品が増えているとのことでした。
誰でもが手軽にアロマテラピーを楽しめるようになるということはセラピストとしての
存在意義がシビアに問われることにもなるでしょう。
『アロマトピア(フレグランスジャーナル社)139号 巻頭言』より抜粋
そんな市場環境の中で
私たちができることはなにか。
どんなセラピストを目指していくのか。
考えさせられる記事です。
確かにアロマテラピーに興味を持ち、いざ始めようとするとすぐにぶつかる壁が
あります。
・いろいろな精油や基材(植物油やみつろうやジェルなど)を揃えなければならない。
・基材のほか、器材(スケールやビーカーや容器など)も必要になってくる。
・そもそもやり方がわからない。
まずは手軽にあらかじめブレンドされたオイルなどから始められるのもいいでしょう。
植物の持っている力に感動しつつも今まで嗅いだことのない香りに
びっくりするかもしれません。
実感してみることが大事ですね。
そんな中で、情報を集め、試行錯誤を重ねながらもやっていくと
また見えてくるものがあるのだと思います。
アロマテラピーに興味を持ち、惹かれているものがあるのなら
一歩先に進んでみませんか?
まずは入り口の扉を開くお手伝いをさせていただきます。
この記事へのコメントはありません。