アロマ(AROMA)=芳香、テラピー(THERAPY)=療法の意味で
芳香療法と訳されています。
アロマテラピーとは?
アロマテラピーとは、芳香植物が生み出す香りの成分である
“精油(エッセンシャルオイル)”を使って、心身の健康と美しさを保つために
役立てる自然・植物療法のひとつです。
精油(エッセンシャルオイル)とは?
芳香植物の花・葉・果皮・根・種子・樹脂などから抽出した芳香分子の集合体で
成分の添加や除去を一切行っていない100%天然のものとしています。
アロマテラピーの種類
アロマテラピーにはフランス式とイギリス式があります。
それぞれの特徴と歴史を簡単にご紹介します。
フランス式アロマテラピー
医療や治療を目的として活用する療法で「メディカルアロマテラピー」と呼ばれます。
1927年、フランスの科学者ルネ=モーリス・ガットフォセが精油を用いた療法を
「アロマテラピー」と名付けたところから始まっています。
「アロマテラピー」の原点でもあります。
フランスではその後、軍医であるジャン・バルネの研究により精油の薬理効果が
一般に知られるようになります。主流となったフランスやベルギーでは、医療現場や
治療にアロマテラピーを活用しながら医療面での臨床データを蓄積し、治療目的に
合わせた処方が研究されています。
イギリス式アロマテラピー
美容やリラクゼーションを中心に癒しを目的とした療法で、
「ホリスティックアロマテラピー」と呼ばれます。
精油を植物油などで低濃度で希釈し、主にトリートメントのためのオイルとして使用します。
1961年、オーストリアの女性マルグリット・モーリーがフランスにおいてアロマテラピーを学び、書籍を英訳してイギリスに紹介。精油を植物油で希釈する方法を編み出し、エステティックサロンでのトリートメントとして広めていきました。1970年代にロバート・ティスランドが「THE ART OF AROMATHERAPY」を出版し、その手法をますます広めていきました。日本に最初に伝わったのがこのイギリス式のアロマテラピーでした。
日本のアロマテラピー
1980年代、イギリス式に続いてフランス式のアロマテラピーも伝えられました。
日本においてはイギリス式が主流で広まり、何度かの波を乗り越えながらも浸透していきました。近年では人々の健康への関心が高まっていることもありメディカルアロマテラピーが注目されはじめています。
日本においてもメディカルアロマテラピーは香りを楽しむだけではなく、精油の持つ薬理作用を利用して心と体の両面から病気の予防や体の不調の改善に活用していくことが期待されています。
日本のアロマテラピー協会のご紹介
私が会員となっています協会のご紹介となります。
公益社団法人日本アロマ環境協会(Aroma Environment Association of Japan)
AEAJは内閣府に公益認定された、アロマテラピー関連で唯一の公益法人。植物の香りを用いた「アロマテラピー」を通じて人々の心身の健康に寄与することを目的に、アロマテラピーの普及・調査・研究などの活動を行っています。その一環として、アロマテラピー検定をはじめとした各種資格認定による、正しい知識と技能を持った人材育成に取り組んでいます。
『日本アロマ環境協会公式ホームページ』より
NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)
ヨーロッパでのメディカルアロマテラピーの情報発信の中心である研究機関NARD(Natural Aromatherapy Research and Development 代表ドミニック ボドゥー:ベルギー)の情報を日本に紹介する役割とアロマテラピーに関する情報収集と研究開発及びアロマテラピーの正しい知識の普及と啓蒙を図ることを目的とし、ホームケアを希望される一般の方々から様々な専門分野の方々まで、アロマテラピーに関する必要情報を提供していく機構として、1998年に設立されました。
当会はアロマテラピーが、日本及び各国において健全に評価され、普及していくことを目的として活動しています。
『ナードアロマテラピー協会公式ホームページ』より
この記事へのコメントはありません。