レモン Citrus limon
ミカン科
圧搾部位:果皮
レモンの果実はすっかりおなじみでもはや知らない方はいないのではないでしょうか。
掛ける掛けないは別にして揚げ物に添えられていたり、ジュース、スイーツ、お酒、リキュール
美容、化粧品、ハウスケアと、あげればいとまもないくらい目にします。
塩麹についでレモン麹なども話題になりました。
私が印象的なのは、河口湖に行った時タクシーの運転手さんと富士山の話になり、運転手さんが
富士山に登るなら「レモンの蜂蜜づけ」は絶対持って行ったほうがいいですよ!と力説していたこと。
その酸味と甘みが山登りの疲れをとるのに一役買ってくれるのでしょうね。
なんといってもレモンはph2、かなりの酸味です。
思い出すと唾液がでてくる感じです。
精油にしてもオレンジ同様,効能で選んだラベンダーの次に手に取る一本かもしれません。
日本人は特に古来より柑橘系の香りになじみがあります。
西洋の方はラベンダーの香りをおばあちゃんの家の香りなどと表現することがありますが
日本人にとってはおばあちゃんの家はミカンや柑橘系の香りといったほうがしっくりきますよね。
レモンはそのシトラス系な爽やかでフレッシュな香りとともにいろいろな作用を
発揮してくれる精油です。
主要含有成分はモノテルペン炭化水素類のd-リモネン。
巡りをよくしてくれる鬱滞除去、抗炎症、抗ウィルス、抗菌作用などがあります。
あとは消化器系の働きを助けてくれるので消化不良や吐き気のレシピにも使われます。
食欲を増進させるのにもいいです。
風邪の流行る時期の予防として、室内の抗菌・芳香ルームスプレーとしても、多くの人が好む香りなので
使いやすいですね。
ビタミンP様作用により,毛細血管の強化や抗酸化作用も期待できます。
加齢によって肌の代謝が悪くなり、本来なら自然と排出されるはずのメラニンが蓄積され固まることでできる
イボの改善にも効果がありそうです。
セロリの精油と合わせてスポット使いでシミ、シワのケアに。
ただ柑橘系の精油には禁忌・注意事項があります。
(禁忌事項)フロクマリン類に光毒性があるので塗布した肌を4〜5時間は日光(紫外線)に当てないこと
(注意事項)レモン精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるんで希釈して使用することが望ましい
ですのでレモン精油でスキンケアをする場合は夜の使用限定にしておいたほうがいいです。
少し眠い朝にはレモンのこんなブレンドはいかがでしょうか。
柑橘系だけのブレンドより、甘さと深みを感じられると思います。
レモン
グレープフルーツ
ローズマリーシネオール
フランキンセンス
(柑橘系はブレンドすると香りがたちにくく、とびやすいので少し多めに)
活性化させる香りで体内を目覚めさせ、リフレッシュして1日をはじめてみましょう!
この記事へのコメントはありません。